日本超音波医学会第45回関西地方会学術集会 併催:第22回関西地方会超音波講習会

会長挨拶

 2018年10月20日に、神戸国際会議場において日本超音波医学会第45回関西地方会および第22回関西地方会講習会を開催させていただきます。
 テーマは、“超音波の未来を切り拓く“とさせていただきました。
 私は、肝臓病学・超音波診断学を専門とする消化器内科医として診療に従事してまいりました。消化器領域においては、ドプラ法から超音波造影剤の利用に至り、組織のelastographyまでも利用できるようになりました。従来の体外エコーから、テクノロジーの進歩によって超音波内視鏡が利用できるようになり、これまでできなかった体腔内からの穿刺治療まで可能となりました。さらに超音波のエネルギーを利用した治療も行われるようになっています。他の領域においても、超音波を利用した診療技術の進展は目を見張るものがあります。今回の学術集会では、進歩を遂げた超音波診療に関する情報を広く共有し、これからの進むべき超音波を用いた診療の未来を考えたいと思います。また、もともと産業用技術であった超音波が医療に用いられるようになって50年が経ちます。日常の超音波を利用した診療の根底を支えている超音波工学にも触れる機会を持ちたいと考えています。
 会場となる神戸国際会議場はポートアイランド内に位置し、JR三ノ宮駅あるいは阪急・阪神神戸三宮駅からポートライナーで御来場いただけます。一人でも多くの方に参加していただき、超音波の未来を切り拓く契機としていただきたいと思います。

日本超音波医学会第45回関西地方会学術集会 会長
杉之下 与志樹(神戸市立医療センター中央市民病院 消化器内科)

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